●質問されるよりも質問する
面接する人が、名前が何で、どのポジションで、どんな肩書きの、
何歳くらいの、過去のキャリアは、趣味は、・・・・・・。
会社の情報は得ようとしても、人事マンの情報を得ようとしたことがある人は、少ないのではないでしょうか。
事前に情報を得ることも、勿論重要ですが。
面接終了時には、少なくとも、上記のことぐらいはわかった状態になっている必要があるでしょう。
自分のことに興味を持ち質問されることを嫌がる人は、皆無です。
気持ちよい質問・気持ちよくなる質問を人事マンにできるかどうかが成功の鍵です。
通常、面接は、その人にとっては、1回かもしれませんが、人事マンにとっては、
何十回・何百回の面接の一つであることを理解しておくべきです。
ハウツー本に書かれているような質問は、人事にとって「何度も同じことを話さなければいけない」といった苦痛になります。
しかも、応募者自身も興味があって質問しているわけでなく、儀礼的に質問している場合がほとんどだから、人事マンも儀礼的にこたえてしまいます。
●質問で面接官を気持ちよくする奥儀
どのような質問をされると人事マンが心地よくなるかについて、具体例を示します。
例えば、
「○○さんは、なぜ、この会社に入社されたのですか?」
「○○さんは、もう一度、就職活動をやり直せるとしたら、どの会社を選びますか」
「○○さんの一番、面白かった仕事は」
「○○さんの記憶に残っている仕事は」
「○○さんが、経営陣になったら、会社として何をしますか。」
「○○さんは、どんな仲間が理想ですか。どんな人と働きたいですか。私みたいな人は」
などなど、人事マンにスポットライトをあてるような質問です。
質問される側から、質問する側に、人事マンと入れ替わってみてください。
そうすると、人事マンは、「応募者は、人事マンのよき理解者である」→「こんなに、理解してくれた人が、当社に対して興味を持っている。」→「採用しても、大丈夫。」
といった思考になります。
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