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キャリア・メイク術

 

●『キャリア・メイク術』
どの企業・職種にも共通に求められるものを挙げるとすれば、それは『成功体験』というキャリアです。
逆にいえば、成功体験を持ってない方の場合、就職に不利ということになります。
そこで、この成功体験というものについて考えてみましょう。
成功は、偶然の産物である。
そもそも、仕事上で成功するというのは、個々人の努力も大事ですが、それだけで決まるものではありません。与えられた仕事内容・協力者の能力レベル・上司との相性・クライアント筋の市況・ライバル会社の状況などなど、個人の努力・能力では、どうしよもない「環境」が存在します。
たまたま運がよく、好環境で仕事ができた結果、成功することができたという幸運の産物もあるのではないでしょうか。
むしろ、サクセスストーリーとして語れるくらいの成功体験は、個々人よりも環境によるところが大きいのではないでしょうか。

▼ひとつの成功体験が、面接を有利にする
ただし、面接で重要なのは、この成功体験が1つでもあれば充分ということです。
あとは、失敗体験で充分でもなんでも・・・・・。
人事マンは、この成功体験そのものに興味を示しているのではなく、また、成功する能力があるかどうか能力の見極めをしているのでもありません。
いち度、『成功』を覚えた人は、再度、『成功したい』と強く願うものです。体全体で「成功の味」を覚えているのです。成功体験を持つ人は、成功体験の無い人よりも、逆境時に、「踏ん張り」がききます。人事は、この踏ん張れる力を期待しているのです。自分が採用した人間が、逆境に直面して退職するということが起きないように、人事マンは、成功体験保持者を選択するのです。

▼好環境を手にするのも実力の内
次に、面接時に成功体験を人事マンにプレゼンすることが重要です。
下手をすると、成功体験談は、自慢話にもなりかねません。
どうすれば、人事マンに、心地よく聞いてもらえるかといえば、
成功の原因を、先述の「環境」のおかげにするのです。
例えば、
「たまたま、パートナーに恵まれて、彼の言うとおりに仕事をしたら、・・・」
「商品力がライバル他社よりもありまして、・・・」
「会社に余裕があったものですから、ワガママを受け入れてもらえ、新しい事業を起せました・・・」
などなど
くどいようですが、人事にとって、成功の中身よりも、成功体験の有無そのものが、重要ですので、長々と時間をとる必要は、ありませんよ。

▼ありきたりの失敗&ありきたりでない教訓
さらに、失敗体験から、学び取ったものをご披露してみてください。人事マンが、その失敗に「共感」を得れば、8割の面接はクリアーできます。この失敗談は、誰もが経験するような出来事が、共感を得やすいはずです。ただし、その失敗から学んだ教訓は、ありきたりではいけません。
「1つの失敗で、最低3つ以上の教訓を得ました。」というお話をしてください。
人事は、おそらく、面接票定評に
「学習効果の高い人」という1文を記入することでしょう。

●コンビネーションPR
質問されるよりも質問することの重要性は、ご理解いただいたと思います。人事マンを有利に動かす方法として、この質問のコンビネーションがさらなる効果を生み出します。


   
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