●人事マンからのメイクアップ術
そこで、目元・口元の自由度を増す方法について,触れてみます。
きれいに見せるメイクアップは、その道のプロにまかせることとして。
面接時の、表情を豊かにするテクニックを例にあげてみます。
・まず、髪型は、前髪を短くして、額をだしてください。しかし、ポニーテールなどのように、顔の筋肉まで縛り付けるような髪型は、止めた方がいいです。
・眉毛を濃くしてください。
これで、目のまわりの自由度とインパクトを高めます。
男性の方で、口髭などをはやしている方は、口のラインを隠してしまうので、剃ってください。
唇のラインを明確にしてください。
女性の場合は、できるかぎり、アイシャドウや頬紅などは、避けてください。
目や口以外の不動エリアを目立たせることは、表現を制約することになるからです。
同様に、イヤリングなどの装飾品も避けた方がいいですね。
●表情筋の訓練
次に、鏡にマジックで、十字のラインを描いてみてください。
眉毛を横のラインに合わせて、どこまで眉毛が上昇するか試してみてください。
・・・能面と同じくらいに、眉毛はあがるのかな・・・・・
縦のラインと唇の中央を合わせ、どこまで、口が広がるか試してみてください。
・・・オバケのQ太郎くらいに、なれるかな・・・・・・・・
このようなことを行なうことで、顔の筋肉が鍛えられて、表情も豊かになっていきます。
上昇と広がりの大きさ=表現の自由度の大きさになります。
そして、面接場面で、この鏡での訓練を思い返してください。
あと、面接官の瞳に映っている自分の表情を見てください。・・・・・・・・などなど。
長々と、ハウツーの話しにおつきあいいただきありがとうございます。
読まれている途中で、そこまでやっている自分の姿を想像してみて、「ぷっ!」とふき出している方もいらっしゃるのでは、ないでしょうか。
面接の場でも同様に、「ぷっ!」を笑えるくらいの余裕を持って、その場自身を楽しむ。そうすれば、前髪を切ろうが伸ばそうが、眉毛を・・・・云々なんてことは、二の次になってきます。
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