面接ハウツーの中には、
「明るく元気よく入室し、・・・・」
などとありますが、
妙な元気のよさは、逆に鼻につく危険性があります。
「媚を売っているなあ」「何か下心があるんじゃないか」と自分の能力の低さを隠す行動ではないかと勘違いされる場合があります。
見ず知らずのセールスマンが、飛び込んできて、明るく元気に笑顔では売り込まれても、逆に冷めてしまうパターンと似ています。
トップセールスマンといわれる方には、無愛想だったり、言葉数も少ない・無口な人もいたりします。
例えば、
1.お客と対峙しても、一言も話さない。
沈黙の時間が経過していく。
↓↓
クライアントは、その沈黙に耐えられなくなり、(ひょっとして、機嫌悪いのかな?何か悪い事でもしたかな?ちょっと不安な時間が過ぎていきます)
2.クライアントの方から、営業マンに話し始める。
クライアントが『聞く姿勢』になっている状態です。逆に、先手を打って、「当社は、素晴らしい会社で・・・・・」と話をしても、『聞く姿勢』になっていない人に、いくらPRしても無意味でしょう。しかも、相手が、何を聞きたがっているのかが、理解されないまま、話をすることは、無意味を通り越して、「何を言いたいのいだろう?」と首をかしげてしまいます。
面接の場面も同様で、沈黙が効果的なこともあります。
下図のように、
1.最悪のパターンが、聞いてもいないことを、ぺらぺらと話をすることです。
人事マンが興醒めし、最後は、話題がなくなってしまう流れです。

1.最悪 2.普通 3.一流
3.良いパターンは、時間が経過するごとに、お互いの歯車が噛み合い、盛り上がっていくことです。
最初の沈黙を気にせず、逆に、敢えて、その状況からスタートすることで、好結果を生むことになるかもしれません。
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